Aplaudoのブログ

ハンドメイド作家さんの作品を扱っている、茨城県水戸市南町3丁目のAplaudo(アプラウド)です。アプラウドの2階は、ギャラリー誉(よ)りみちです。

西田敏行さん、渋く語ってます

お仕事がら(っていうほどではありませんけども…)、
お店の営業時間内でも、誰もいらっしゃらなかったりすると
じっくりとたまった書類を眺めたり、(眺めるだけ…?)
気になる場所を掃除したり、ディスプレイを替えてみたりして
好きなスタイルでスキマ時間をちょこっと楽しみます。

店員は私ひとりなので、かなりひとりよがりに過ごすことも多く、
あとで「アレ、忘れてたー!、これもだ~っ!!」と気づいても
すでに閉店後、…自動的に残業(といっても手当ては無しだワ)に、いざ突入です。
すると知らず知らずのうちにやはり身体に無理が重なっていき、
だんだん笑顔にも英気がなく、まるで半殺しの魚のような気味悪さになってゆきます。・・・。
そういえば先日も、「顔色が、生き生きとしてないですよー」「目につかれが出てませんか」
と、有難くシビアなご感想を頂戴したばかりだっけ。。。。イケナイイケナイ。

やはりなにをさて置き、健康第一だ!、コレは本当にそう思います。
プラウドの作家さんやお客さまとも、だんだんとお付き合いが長くなりますと
お身体の不調や怪我、故障のお話を耳にすることもあり、
つくづく出来る限り元気でお互いにいたいなぁ、せめて私の知っている人はすべて
そうであって欲しいなぁと思うこの頃です。

ところで、以前、興味があって買いそびれてしまった雑誌「婦人公論11/22号」を
ラッキーにもたまたま市立図書館で発見、
いま、指先が踊り狂いながら?ページをバサバサめくっています。
それには実は、密かにファンだったりする俳優・西田敏行さんの
“独占インタビュ~♪”が載ってたからなんですけど。。。

20年くらい前の紅白では、宇宙服のようなビビットなお姿で
「もしもピアノが弾けたなら~♪」を大熱唱されたのは記憶に新しいところ(ってワタシだけ?)、
しかしこのお方、なかなか雑誌やテレビでプライベートを語っていただけず
特に4年前に心筋梗塞で倒れてからは、その身を案じておりました。

インタビューは新作主演映画(椿山課長の7日間)のエピソードをちらほらと、
あとは「もう逝ってもいいかな、と思える生き方をしたい」が見出しで、
内容的にはさすがに婦人公論…?だけあり、けっこう重~いテーマでした。

西田さんは、心臓発作で倒れるまさにそのとき、ただひとつ頭によぎったことがあるそうで、
「(結構冷静に…。)オレ、人様に迷惑をかけなかっただろうか、
不義理はなかっただろうか」というのです。

人間“いつかは”、死ぬのではなく、意外と近くに、突然やってくる。
だから解ったのは、死に“フタ”をしてしまわず、どう死ぬかを考えるということ。
第一、どう死ぬかを考えないと人間、煮詰まってしまう。
そうすれば逆にどう生きるかが見えてくる、と語っておりました。(ナルホドー)

人生、崖っぷちにたたされると生まれ変われる。(ホントは崖っぷちに
たたされなくとも、が理想でしょうか…。)だからこそ人生とは味わいつくせないもの、
常に自己を新しく新しく浄化したいと意識すべしだわ~と、しみじみ感じました。

しかし、みんな人生に「足す」ことばかり考えている、
「引き」の部分を考えない傾向だから、息苦しくなるのではないかとも語っていました。

時々はこのインタビューページを眺めたりしたいなぁ~!と(また眺めてるだけ…?!)
心に柔らかいゆりかごをもらった気持ちで西田さんのページは終わりました。