昨日までの秋晴れが打って変わり、今朝からどんよりと重たい雲に覆われてます。
なんだか気分も少々憂鬱、低気圧な今日一日です。
秋になると製作のボルテージも全快になる作家さんが、ひとりでも多くいますように・・・と、
空を見上げてブツブツつぶやきながら・・
容赦なく降らせる雨雲が重たくて。 あぁうらめしや~…
作品作りにも、雨降って地固まるとなればいいですが…。
ひとつの製作を通してのエピソードをチラッと聞きつつ
作家さんのその製作光景を勝手に想像するのも楽しい私です。
けれど、「実は…、いまかなり、スランプ中で…。」と、心情をそっときかせてくれる
作家さんもいらっしゃいます。
ひとつの作品が出来てここに運ばれてくるまでに、本当にそれぞれの旅ドラマがあるんだと
ふと、気付き考えさせてくれる時間です。
本当は粋の良いコトバでスカッと励ますことが出来ればどんなにいいことか・・。
けれど、なのに、手作りがまったくといっていいほど出来ない私には、
働かない想像力がこれまた恨めしくて…。
昨日もこんなことがありました。↓
作家Zさん 「あれも好きだし、コレも興味ある…、だけど、好奇心が広がるばかりで
自分らしさ、というかオリジナルティが作品に全然生まれなくて、自信が無くって…。」
私 「本当ですか?そんな感じはしないのですけれど、
確かに、ラーメンが好きなはずのに、おすしも食べたくなったり、高級グルメとかスイーツとかを
食べまくりたい日もあったりして、そういうのとちょっと似てますか。」←(なわけ無い…)
作家zさん 「えぇ?・・・・似てますか。」と驚く反応…。(当然だ)
すっかりピントはずれなことを発してしまった自分・・(泣)
数秒後に作家Zさん「材料はいっぱい買い足したのに、いまの私には限界な気がして、
とにかく煮詰まってしまって・・だめだ~とか思っちゃうんですよ。」 と、しんみりと。
私「そうですか…。それはつらいですよね、本当、生みの苦しみですよね。」…。
どうも共感未満のありきたりなメッセージしか贈れず↑、
とっさの自分…が切ないのです。
作り始めた昔の頃には考えもしなかったことを考え出したり、
こんなに深い世界とは全く分からなかったということが、
だんだん分かってきていることを知らされて、前途多難?と途方にくれて…。
きっと、この迷いやうめき(?)があってこそ、
心を動かされる作品に息吹が吹き込まれていくのでしょう…と、
これはAplaudoのお店自体を営みながら、日々悩み思っているそのものなのでしたが…。
苦しみが楽しみを生むことを、願って願って願いまくります。
そうして苦悩の日々から生み落とされた作品が、もしもめでたく売れたなら、
空っぽの燃料タンクがイッキに満タンになる場合もあるのでしょう。
その積み重ねを一緒に共有できるようAplaudoも頑張ります。
まだまだ“一喜一憂”BUT結構だわ!と言い聞かせて進みたいです。