Aplaudoのブログ

ハンドメイド作家さんの作品を扱っている、茨城県水戸市南町3丁目のAplaudo(アプラウド)です。アプラウドの2階は、ギャラリー誉(よ)りみちです。

さくら・桜・ア・ラ・モード

いよいよ3月、春の到来。神奈川県三浦市では「河津桜」が見頃を迎えているそうです。

甘美な香り漂う梅の花もはかなげな趣(おもむき)がありますが、
開花の予想からソワソワとさせ
様々な思いを抱かす桜の魅力は語り尽くせません。

少し桜について調べてみました。

「サクラ」の名称の由来は「咲く」に複数の「ら」をつけたとされる一説や、
古事記に出てくる美しいお姫様「木之花咲耶姫(このはなさくやひめ)」が、
富士の山から最初に種をま蒔いたというロマンチックな説もあるらしいです。

古代では山に咲く山桜や八重桜が一般的でしたが
現代では交配種も含め600種以上の品種が自生しています。
ちなみに若い頃に彫ったとされる「遠山の金さん」のいれずみが桜吹雪だったというのは、
芝居を面白くする俗説だとのことで少々残念かも。。。


多種多様の魅了を放つ桜。

一方では、遺伝子が交雑し病気や気候への適応力が弱まって「遺伝子汚染」の報告もあると
朝日新聞に載っていました。「地球の我慢」を警告し、手放しでは喜べないことを憂いでいます。

今冬のインフルエンザは治療薬も効きにくいとされて青ざめましたが、
春の足音も、もうすぐそこまで。

・・・☆・☆・☆・・・・


古(いにしえ)から語り継がれている、大和ごころ、サクラ遍路。
桜前線が列島を駆け巡れば、やがて気分も桜色へと染まり始めて…。


「桜咲く 前より紅気 立ちこめて」  山口誓子


「散る桜、残る桜も 散る桜」     良寛



海の向こうでは、米国ワシントンD・C・「ポトマック湖畔」の桜並木が
世界的な名所だとのこと。
1912年、桜の魅力に感動した大統領夫人から要望があり、
当時の東京市長ポーツマス条約に仲介した米国への謝意を表して
桜の苗をプレゼントしたそうです。

毎年、現地では春を告げる行事「桜まつり」が盛大に開催されているとのことです。
(桜の返礼として1915年、米国からハナミズキが贈られました。)

大戦中も大切に育てられた証として、花を愛でる心が国境をまたぎ
互いの友情を深めたのだなと思い感激しました。

花言葉は、優れた美人、純潔、精神美。