Aplaudoのブログ

ハンドメイド作家さんの作品を扱っている、茨城県水戸市南町3丁目のAplaudo(アプラウド)です。アプラウドの2階は、ギャラリー誉(よ)りみちです。

オーダーを受ける

今日は定休日です。…が、
こんな時間ですから「定休日でした」。
になりました(涙)

オフの今日こそは、始めよう!と積み上げた領収書の束をチラチラ尻目に(確定申告です)
パソコンに近づく兆しがあったはずの午後イチでしたが…

ありゃりゃ… 借りた本やら
たまった新聞やらを流されるままフラフラ眺めているうちに、

気力の具に落とし蓋が…!ピタッとすっかり煮詰まりましたです。


…☆…☆


昨夜(ゆうべ)は天才、

今日は無能な絵描き。


落差は大きく、気持ちが
右往左往することがあるようです

落ち込んでしまった時は、ことさら平常心で他愛もない話をします

返事は「ウン」だけ。


作品が出来上がるには、

もう暫く時間が必要のようです。


(中島虎威、中島弘子著「画家と女房の絵エッセイ」から)


日本画家、中島虎威氏の妻が夫に寄り添い
「その時をじっと、待つ」覚悟がリアルに浮かび上がります。

巨匠でもそんなに落ち込むときがあるのね…と
巨匠ゆえそうなのかもと、思いますが

長年パートナーを信じてきた毅然とした余裕が優しさを醸しだしてきます。

これこそ
愛のひとつかもしれません(^.^)b
(クサイか…)


…☆…☆


今アプラウドでオーダーを受けている作品の、
いくつかの製作風景を思い浮かべてみました。


リミットわずか1週間を、「やるだけやりましょう!」と
ステンドグラス「ひろ」さんが引き受けてくれた、
新居の窓にはめ込むボードは2枚。「お花と、小鳥で」。一生モノです…!



「Saorick」さんへは、
お客様が持ち込みのGジャンを、日頃着られるヴィクトリアンへリメイクで。
ずっとずっと着てみたかった夢の世界、
ヴィクトリアンGジャン。お客様の眼差しが焼き付きます



丁寧で繊細なリボン刺繍「うーやん」さんにお願いしている、
リボン刺繍を特大サイズで…と難しいご依頼のウォールポケットの進行も、気になります。

でもお客様はうーやんさんの作品をじっくり見てから
「この作家に頼みたい!」と言いました


さらに…出展お休み中の「MEGU」さんにご指名で、
春のタぺストリーをパッチワークで…

お客様に思いを馳せることの出来るMEGUワールドはオーダーの比率がとても高いのです


…☆…☆


乗り越えられる人ほど
高いハードルがそびえていると思わずにはいられません


…☆

繊細なワークで確立されたオリジナルの「Kyoko」さん。
リピーターさんからレース刺繍のようなパーチメントのお祝い用の「額」
(音楽で結ばれる結婚祝に)、アルバムをセットにして依頼中でした。

Kyokoさんの作風を理解して下さり
半年前からオーダーを頂きましたが、やはり納品は直前になりそうです。
ゴールは…見えてこない


そのつど、ゴールを決めなければならない。
大物の匂いが立ち込めるKyokoさんも、
日曜の夜、今ごろ苦しみを味わっているのかな…


…☆…

どの作品も、本当は大モノなんです…! が、

今ここでは梅茶漬け風にさらりとやって格好つけたい気持ちもありますm(__)m


(それに余分なプレッシャーはなりませぬ…)


作家の一番のサポーターとしてファンとして、時には女房のように、
時には結果もちゃんと出せる小出監督のように(?)、
茨の道をかき分け進んでいきたいです


喜んでもらうがために…!


究極には、ただそこが一致する作家と「仕事をさせていただく」、
究極の喜びの味はそこから生まれます。


皆さん、ガンバロー!!