Aplaudoのブログ

ハンドメイド作家さんの作品を扱っている、茨城県水戸市南町3丁目のAplaudo(アプラウド)です。アプラウドの2階は、ギャラリー誉(よ)りみちです。

吟じます

春の大嵐に、桜も少し心配です。
お昼時に近くにお勤めの作家さんが、雨宿り(?)にきていて
「今日は暇になりそう」と話した矢先、


近くまで来たから、と若いお客様が立ち寄ってくれました。
この強風低気圧の中、本当にありがたいです。


すると、「昨日の夕方5時から呑みっぱなしでカラオケ&ハシゴ、一睡もしてないです」と驚愕の一言が…!
帰りのクルマの運転にはくれぐれも気を付けて
…でも押せ押せの若さを心底讃えてしまいます。


その後また静かになってからしばらく…

こんな日は仕方ない。
ヨシ!、ドシっと腰をすえてたまった事務処理をやっっつけよう!
と決意しそうになりましたが、(笑)


机の端からさっきからチラチラしている一冊が気になります。


革細工「つばき工房」さんがオススメする、まだ手に入れたばかりの
「フォト575完全ガイド(NHK出版)」という名の本。


読み始めてみるとなかなか面白くて、新鮮で辞められなくなってます(;^_^A


写真を撮って人に見せる楽しさと、
自分の言葉で表現する楽しさを複合させた、新しいジャンルの文芸が「フォト575」なのだそうで…


例えば表紙には
野良猫3匹が路上で鉢合わせたフォトがあり、添えられた一句は

「諍い(いさかい)も 一期一会か 春疾風(はるはやて) 」。

ノーマルな猫たちを一気に「我が輩…」に仕立てたと思しき巧みさがすごいぞ。


ページをめくると、
アルバムらしき少女時代ののフォトも目にとまります。

可愛い服をきた女の子がいて、横には

「洋服の ブランド名は
‘うちの母’」とあるものだから、わかるわかる!
相づちしてしまいました。

ほかにも傑作を探すのが愉しくなって、

事務処理は…もうダメだ。明日にしようっと(^.^)b


…☆

短歌や俳句といえば、
プラウドの作家さんにも多才な方が多いのです。


お馴染み情報誌「月刊ぷらざ」4月号で、短歌倶楽部の
なんと、今月の一首に選ばれている素敵な句は…

「新しきことを 背負いて
飛んでみる 春の響きを
バネにしながら」

作者の灰原啓子さんは、スクラップブッキングのジャンルで
まったく新しい「アメリカ発・アルバム作り」のインストラクターであり、
(クリエイティブメモリーズ公認) 現在アプラウドで出展中。

灰原さんは「私は、紙とペンとはさみとのり、があれば幸せかもしれません。」 と語り、
一緒に楽しく、アルバム作りを…!と参加者を募っていますヨ。


興味のある方は是非アプラウドまで…m(__)m


…☆


蛇足ですが趣味の朗読会で川柳を詠む母から「ホヤホヤよ」と届いた句。
「丁寧に 一日一年 一生涯」
「長生きは したく無いねと クスリ飲み」
「まず聴かない 他人のハナシ オバタリアン

(オバタリアン…ってもはや死語なのでは…?)
そう助言しようかと思ったら昔、私になりすまし?、母の作った句があったことを思い出しました。


「忠告は 素直に 聞こう 明るい子 」(笑)

…学校の宿題でしたが、なんだか古傷にしみてくるその訳は
「替え玉」の作品に限って学校の正門の看板になってしまったからです。

「ズルは、するものじゃない」。
張り裂けそうな心臓で身を持って悟った、12の酸っぱい記憶です(*> U <*)