芸術館通り

前回のブログで少し触れましたが、

ひたちなか市のニット作家、根本恵子さんのグループ展を拝見してきました。

17日(金)まで、ここ芸術館通りにある、ＮＨＫ水戸の１階フロアにて、
ニット、ポス編みのセーターやウェディングドレスなど、およそ３０点が展示されています。(全て非売品です)

根本さんや仲間の先生方、生徒さんらの作品です。


注目は、やはり新しい編み方「ポス編み」の作品。

裏をみると、…アレっ?！となる魔法使いのセーターで、これをいち早くマスター、

茨城へ伝導する第一人者としても力を尽くされています。　必見です。

…☆

根本恵子さんとの出逢いは４年近く前。

元気印の恵子先生は「編むのが大好きで、大好きで、」と

納品の度にいつも明るい雰囲気でした。

ときどき鋭い切り口で、あっぱれなアイデアの種を蒔いてくださったりもして。

さすがに年の功！?…と、うならせることも度々でした(^-^)

そんな折、信じがたいほど辛い出来事が起こってしまいました。
ご病気で手術を終えたばかりの恵子先生と、傍で支えるご主人がご一緒に見えて、

快気作品を届けて下さった、その僅か数日後のこと、
ご主人が急病で、還らぬ人となってしまったのです。


この想像を絶する出来事は信じがたく、恵子先生にとっての芸術館通りを、
「思い出すから、近寄れない、涙そうそうの道」と豹変させてしまいました。

オィオィ電話越しでいつも泣いた日々。


だからこそ、なんだか特別な意味が、私の中ではある気がする作品展です。
河のように年月が流れ、いま再び漂着し、芸術館通りへと巡り着いた。

…☆

「きっと、天国の旦那さまもご活躍を祝福してくれてますよね。

お前、まだこっちに来るなよ…みたいな?。」と申し上げると、

「私こそ、ゴメンよ。まだ灰にはなりたくないからね～。」と

イタズラな表情で速攻かわされました。

素晴らしい作品展おめでとうございます！
どうかお身体を大切に、これからもご活躍をお祈りさせていただきます。

明日16日の11時30分頃、ＮＨＫテレビで ご紹介される(かもしれない…?)とのこと、楽しみです。