境野勝悟(さかいの・かつのり)氏 「二宮翁に学ぶ人間学」 より
(一休の歌の、講話の中で)
…☆…
「瓜」や「茄子」が川に流れていくのをよく見なさい。
石に当たり、岩に触れても、触りなく、痛みなく、
沈むといえども、たちまち浮かんでけっして沈むことがないだろう。
私たちは、石に当たると、
すぐ当たらない方法を考えます。
岩に触れると、岩に触れない対策を考案するのです。
石に当たって痛みを感ずるのが人生であるのに、
それを避けようとする。
私たちは、こうして、体験のないまぼろしのような世界に生きて、
生きる力を弱くしてしまいます。
沈んでも浮かぶという天理を信じないから、人生を無邪気に楽しく元気に生きようとする力を失ってしまう。
いかなる世の中の変遷に遭っても(あるがままを)認めて、こだわらない。
つまり、いくら変えようと対策を考えてもどうにもならんと思ったときに、
実はどうにかなっていく力を信じて、
ぶつかりながら生きていくのだ。
なんとか避けようとしたり、運命を無理に変えようとしたとき、
体験を積むことによって得る自信や生命力をどんどん失っていくのです。
「どうしようか」ではなく、
「なんとかなる」と結果は天命に任せて、
思い切って一歩進んでいく勇気を持つことです。
こだわらない心でいれば、サラサラ流れていける。
環境にどんな変化があっても、こだわって変えようとしなければ大丈夫。
こだわらないためには、
今までの価値観を捨てればいい。
今までいいと思ってやってきたことにこだわるから、
眼前の現実を変えよう変えようとして進まなくなる。
今までやってきたこと、
いいと思ったことにいっさいこだわらない。
そして、新しい現状に良さを見つければ、心の平和がやってくる。
…☆…
なるほどなぁ…
たまたま読んだ本のなかから琴線にビンビンと触れてしまい、思わず書きとめました。
前半は若人たち向けに、
後半は、玄人系な方々にも染みてくるのかも…。
春…、就職、卒業、転職、転勤…。
今日、卒業式という学校も多いようですよね。
私もカツ~ンとなったとき、読み返したいなぁ