今日は定休日ですが、母の日です。
昨日は近くの小学生が
アプラウドで待ち合わせをして、
お母さんのために
小さくて可愛いしおりやクリップを買って行ってくれました。
「好きそうなものはこれかなぁ…」とか迷いながら、
選ぶ姿が、何とも可愛いらしくて、少し凛々しくて、
優しい子供たちだろう…と
うっとりします。
まだまだあどけなさが残る1、2年生の時から、
時々お顔を見せに
来てくれる彼女たちですが
今年はついに、最上級生。^ロ^;
レジで、
「6年生になると、色々大変でしょう。」
「だって、来年は中学生だもんね。
うっわぁ、こっちも、(おばさんとは言わずに…笑)
トシをとるワケだなぁ…!。」
と、何とも恍惚とも自虐も、分別つき難い視線を
投げてしまったあとにも、
しまった…!と思うまでもなく、
「そんな、あんまり見た目、変わりませんよ」とか、
一緒に笑って場を盛り上げてくれたりもする、
(大人だ…)
処理能力のスゴさ。
面倒なお顔をみせずに
やんわりと微笑みをつくってくれる優しさ。
挨拶をしてくれて
彼女たちが去ったあと、
甘酸っぱい風が残り、心地よかったです。
ありがとう。…☆…
ところで、
「生きるとは、自分の物語をつくること」
という、何とも引き寄せられるタイトルに魅せられて、読んでいます。
小川洋子、河合隼雄 対談本 (新潮文章)
87ページ、一部から
「個」についての部分、転載します↓
(読みすすめながら、150頁ほどの厚みですが、
自分の中に波風がビュンビュンとたってきました。
)
小川 あまりにも、「個」にばっかり執着してると、
何か行き詰まってしまうんですね。
河合 そう。「個」というものは、
実は無限な広がりを持っているのに、人間は
自分の知ってる範囲内で個に執着するからね。
「私はこういう人間やからこうだ」とか、
「あれが欲しい」とか。
「個」というのは、本当はそんな単純なものじゃないのに、
そんなところを基にして、
限定された中で合理的に考えるから
ろくなことがないです。
前提が間違っているんですから(笑)。
小川 何か大きな流れの中の一部として、
自分を捉えるような見方が足りないんですね。
河合 「個」を大きな流れの中で考える、
そういうふうに「個」を見るいうことは
ものすごく大事なんじゃないですかね。
小川 日本人は元々そういう素質はあった。
河合 そうですよ。
僕はだから、
これからそういうことを真剣に考えようと思っているんです。
大きな流れの中における個人主義。
現代の日本人が考えている個人主義というのは、
ものすごく小さいんですよ。
ムチャクチャに小さい。
…☆…
ムチャクチャに小さいかもしれないけれど、
じゃぁ どうするのか…。
何かにギクリと気付きたくて、刺激を受けたくて、
読み進めます。