ちょっと久しぶりにお店を二連休しています。
一杯のんでは、斜め読みで溜まった新聞をやっつけて、
また一杯呑む。(笑)のんべんだらりの至福のひとときだ…。
ふと、先週、一着のジャケットが納品されて、
何人かの方がそのシルク混のジャケットを
試着したことを思い出しました。
やわらかさと、張り、
デザインが、ひときわ輝いていたジャケットでしたが、
試着する度に言われたのは、
「身ごろサイズが大きい、でも袖が短い」と、惜しい感じでした。
「次はサイズを考えて、作ってみます」と作家から回答を頂いた翌日のこと、
ぴったりハマるお客様(F様)がいらしたのです。
スタイルにコンプレックスがあるとお聞きしていて、
スリーサイズに合わせて、チュニックをお作りしたこともあったけれど、
今回のジャケットは、過去のどれよりも、
まさにオートクチュールのようで…。
シンデレラに出会ってしまったのでした。
ふっくらしていて、小柄なその方の上半身を優しく包みながらも、
ジャケットならではのシャープなシルエットも生きていて本当に良かったです。
…☆…
そう思うと、すべては
出会いとタイミングだなぁと思います。
たくさんの人にガシガシ売る力は無いのですが、
買った方とそっと繋がっているようなのが幸せです。
でも、すべての人が持っている、コンプレックスを
突き抜けてしまうくらいのなにかが、もっとあるはずで。
自分の魅力を再発見できる手仕事のモノや雑貨、洋服。
それには、まず少しでも多くの方に、
服や小物のお見合いを
させてもらうのが役目。
でれでれしながらですが、身が引き締まります。
予測を交えて伝えながら、
予測から自由になって、計画をしていけないものだろうか。
明日から、またがんばろう
…☆…
写真は、愛犬の写真をお借りして、
牛革に彫っている途中経過です。
なんの犬種か分かりますか?
これは、ゆくゆく革のショルダーバッグに張られるのです。