とある特殊な事情(わけ)があって、
腰砕けになるくらい、
お客様に完成品を渡すのが、遅れた一件・
作家さんは、最後、本当に良く
頑張ってくださった…けれど、
約束の納期や進捗の報告義務をいつまでも、
ずっと破り続けてしまったことが、心苦しく。 お顔を合わせるたび、謝まるの上塗り攻撃しかなく💦
ましてやお母様の形見の生地というものだったので。
普通なら、「ひどい。不誠実、邪険に扱われた?」と、大クレームandペナルティ噴火するレベルですね。
そうしたことから、
作家さんへの支払いはしたものの、
お客様からは、「代金を頂くことをしない!」と、自戒を込めつつ決めてました。
仕事の遅延は、良いことは何もありませぬ、
塩漬けして美味しくなることもないのです。
途中で、製作ストップを仰ぐことはできたけれど、
作家さんの考えを尊重することを決めた、自分の責任ってやつで…
幸いなことに、お客様によくお似合いだったので、
天が味方してくれた?やもしれません。
生地の素材の素晴らしさや、作家さんの執念か…(?)。
でも、たまたまだったはず。
最初のイメージがどこまでいけたか。
(歳月とともにイメージも変化します)
お金の入った、封筒の受け取りは、固辞し、
「今回の大失態、店の15年余りの歴史の中で、初めてのお代は無しに致します。お詫びの気持ちです。」と、つい、余計な事を勇み口で
申し上げてしまいました🥲
だめだ…なあ
するとその方は、こう言いました。
「うちは100年以上経ちますけど、(ある事業が3代続く老舗さん)、みんなお友達だからといって、お金をいただかないのでは、(経営が)成り立たなくなります。
そこはちゃんと、割り切らないと。」
と。
商売の経験値からのご実感を本音、厳しい世界をくぐり抜けている姿に威厳が纏う。
心が動揺し、
(みんなお友達。でも割り切らないと。)
が、全身を旋回しました。感動しました。
優しく、しっかりと叱られた気がします。
忘れっぽいので、忘れるわけにゃいかんと、
ここに記します。
お代も頂戴してしまった…、
重い重い地球半分くらい🌍
反省して、また明日からガンバロウ。
いつまで経ってもまだまだですねー
ありがとうございました!!