休日は、甥っ子マッチョage 24の
ボディビル大会で、都内まで。
声が枯れそうなくらい応援してきました。(笑)表面から湯気が出そうな筋肉。
どの方々も、唯一無二の百名山のような
芸術的な肉体がまばゆかったです。
‥ ‥ ‥‥
さて、翌朝は、本物の山へ行きました
青梅線の軍畑(いくさばた)駅から、
奥多摩の「高水三山」縦走を計画。
800メートル程の山々ですが、途中、
「岩茸石山(いわたけいしやま)」の山頂直下、
岩壁にぶち当たって、行き止まった。
では無いんだ、これを登るんだと‥⁈
私は自慢じゃ無いが
日本一の山無し県出身で高所恐怖症。
頭を空っぽにして、
慎重且つ大胆に(ほんとかい)、
よじ登りました。約1分足が震えました‥
今度は見晴らしの見事な稜線にでたら、
足元に気になる茶色の物体が。
え?これって、まさか。
プーさん系の、落とし物?!
ヒッ、ヒッ、ヒエ〜〜 。
心臓、全部が君色に染まる。
よく見ると、湯気も出てる様な
って事はまだ近くにいるんかい
クマ鈴だけ、じゃ駄目だ。
周りに人もいないし、数でも負けてる。
とっさに、何故か歌うしかないと思った。
人はピンチになると良くも浅くも
楽観視する傾向があります。
またも張り裂けそうな大声で
「エーデルワぁーイス、ねんねー、
熊ねんねぇ、熊ねんね、しなぁ」
熊鈴、振る、歌う。振る。歌う‥
杉林に声が飲まれてく。
どうにか天気の崩れは無く、
音程が崩れただけで、
山から出てこられました。
御嶽(みたけ)駅では、
全身汗だくの服を着替えて無事帰路へ。
山は、つま先から頭頂部まで
緊張と弛緩にみたされます。
自分の‥人間の、あまりの小ささを
否応なしに突きつけてくる。
で、きっと呼ばれてしまう様です。