Aplaudoのブログ

ハンドメイド作家さんの作品を扱っている、茨城県水戸市南町3丁目のAplaudo(アプラウド)です。アプラウドの2階は、ギャラリー誉(よ)りみちです。

サムライ☆JAPAN

こんにちは♪ いつもアプラウドをご愛顧いただきありがとうございます。
 
またまたプライベートなツブヤク☆エッセイブログにて?、失礼いたしまする…↓ 

 ☆…☆…

「野球のフアンなら一度はやってみたいのが『監督』だと聞いたことがある」と先日の新聞にありました。
「投手など夢にも出来そうにないし、目の前でバットを振り回される捕手もかなわない。
打つのも難しい。だが采配なら俺でも…というわけだ。
だからフアンはとかく監督の悪口を言いたがるのだと、ある作家は説をとなえている」。

連日、熱戦が続くWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)。
目が離せない一喜一憂の展開は、まさに野球が筋書きの無いドラマだと感じます。
イチロー選手をして「ほぼ折れかけていた心をギリギリでつなぎとめた」という程の重圧は
どれほど大きかったのか、JAPANを背負うプレッシャーは想像の域を遥かに越えます。
 
☆…☆…
   
水戸市出身の、飛田穂洲(とびたすいしゅう)は、日本の大学野球
高校野球の草分け的な指導者として発展に生涯を注ぎ、「学生野球の父」と呼ばれました。
過酷な練習の積み重ねこそ、真の実力が備わるという教えは、
「一球入魂」などの言葉を生んだことでも知られています。

早稲田大学の野球部顧問だった太平洋戦争時、
野球が敵性スポーツとされて政府から弾圧を受けた際も、
穂洲は灯火を絶やさぬように必死で抵抗を続けたそうです。

学徒出陣を目前に実現された「最後の早慶戦」は、今も歴史に刻まれ、
2008年、柄本明主演《ラストゲーム 最後の早慶戦》で映画化されました。
新聞社の野球記者としても執筆に努め、アマチュア野球界から殿堂入りを果たすなど、
穂洲は野球界に様々な礎を築きました。

穂洲の名は、水(=水戸)をあらわす「穂」が苗字にも合うことで
中学の恩師が名づけたともいわれているそうです。

戦火を潜り抜けて後生の育成に尽くした偉大な先人が、
ひたむきに取り組む精神野球を説いたことに同郷(水戸)の誇りを感じます。
国際試合で発揮される現代の「侍JAPAN」の根っこを授けたとも言えるのではないでしょうか。

「精神は古く、戦術技術は新しく」。
飛田穂洲の言葉は、野球以外の人生とも響きあいます。今も通じ合い、色あせることのない賜物です。

☆…☆…
さぁ~明日はいよいよ決勝戦アメリカ戦は本当に見事でした。
因縁の相手?韓国とはWBC5度目の対戦です。
「昔つき合った彼女と、何度も街でばったり遭遇する気持ち。
もうこうなったら相手と一緒になっちゃうしかないか~。」とはイチロー選手のコメントだったかな。

男と男の魂のぶつかり合い。目の前の球に「一球入魂」、必死に打ち込む闘いに胸が踊ります。