Aplaudoのブログ

ハンドメイド作家さんの作品を扱っている、茨城県水戸市南町3丁目のAplaudo(アプラウド)です。アプラウドの2階は、ギャラリー誉(よ)りみちです。

青春の詩

イメージ 1

この季節にこそ、染みてくる
素敵で切ない詩集に
出合ってしまいました。


ほんの触りだけですが、思わず、ここに書き留めます。
50余り集められた作品は
どれも行間に涙がにじんで湧いてきて
その涙の中を読み手は泳ぎ、
サカナになって彷徨います。

あぁ…
「青春」です…!

。。

詩集は、「ゆとり鳴く」文芸社
作者の高野雄輝氏は
1988年生まれの茨城県出身。
表紙もこれまた可愛くて
一瞬漫画かと思いましたが、魅力的です。



「Fake」


これまで泣き笑い共に歩み
たくさんの思い出作った
数えきれない


長い月日を重ねゆく
心と心向き合わせて
偽りのない


いともたやすく読み解いていく
僕の胸の内を些細な変化を


春のようなあなたのその笑顔
優しく心包み離さない
はしゃぐ仕草に僕もつられる
悩みもかきけされていく


互いにすれ違う暮らしに
あなたの胸のうち読めない
途方にくれる


あの頃の二人が


まるで幻であったかのように思える
気持ちが揺らぐ


不安抱え一人もがいては
深い深い闇に落ちてあがれない


夏の夜に咲く大きな花火
負けじと明るく笑うあなた
曇っていた僕の胸の中
透き通る光が照らした


秋の夜にふとあなたが見せた
ぎこちない笑顔の理由聞かせて
何でもないとあなたは微笑む
強がらなくていいよ


冬のようなあなたのその笑顔
一目でわかるよ


誰にも見せない仮面の下の
笑顔を僕に見せて今すぐ


ありがとうそう告げてあなたは
涙を浮かべ笑う



。。


触りだけと思いつつ、一編写してしまいました (まずかったかな)

「心配性」、「人と影」、「のらりくらり」
などの作品も惹かれました。

高野雄輝さん 要チェックかも…(*´∇`)

暑い熱い、祭りの喧騒が去った後、

そっとまた頁をまた開きます(*^_^*)
(図書館で見つけましたが取寄せます)