ウイルスは、正体不明のおっそろしい病原体か??あまりにも知らなくて不気味なイメージしか無かったウイルスを、この機会に覗き見ようかと思います。
〝一部のウイルスは(ウイルスは天文学的な数)たびたび世界的流行を引き起こしてきた。ただしそれは、人類がウイルスに本来の宿主(動物やヒトもひとつ)から引き離し、都市という居場所を与えた結果でもある。
本来の宿主と共にあるとき、ウイルスは守護者にもなりうる。あるものは宿主を献身的に育て上げ、またあるものは宿主に新たな能力を与えている。私たちのDNAもウイルスの遺伝情報が大量に組み込まれている。ウイルスの生態を知れば知るほど、生と死の、共生と敵対の、生物と無生物の境界が曖昧になっていく。…〟
今日行う予定だったギャラリー誉りみちのイベント朗読劇は、コロナのせいで中止になりました。申し訳ありません。
ですが其奴のお陰で確定申告期限も伸びたわけです。いっちょ腰を据えてこれから236頁のウイルス旅に出てみます。
・「ウイルスの意味論(生命の定義を超えた存在)」2018年発行、著者はウイルス学が専門の農学博士の山内一也氏。88歳