「相手に欠点がないように思われ、 何もかもうまくゆくのだったら、 その人とつきあうことは当然であり、 別に愛などという必要はないかもしれない。
欠点のある人(誰しも欠点を持っているのだが-)と、 自分も欠点を持つ人間として、
関係を維持してゆく努力の中に、 愛があるのではないだろうか。」
河合隼雄さんの著書の中のこの言葉が好きです。好きですが、行動に移すことはとても
難しいと思っています。
気がつけば、日々の惰性に
身を預けてしまっていて、
それが楽になってしまってもいて、
それも悪いことばかりでは無くて、
生きるために
自分を守る術だったりするのだろうと思います。
でも今日は、3.11だから
河合隼雄さんの、もうひとつの言葉にー
「本当の幸せが何か、というのに気づくのは、
本当に大切なものを失った後なのかも知れません」という…
共感を覚えますが、ヒリヒリと火傷の跡を
触るような言葉。…の先にある、
惰性の中で、失いかけてしまいがちな、
思いやりの心を取り戻そう。
命あることそのこと自体が
歓びということに意識を注ぎ感謝して、
明日を迎えたいと思いました。
おやすみなさい。