「ほんとに求めなくてはならないのは、心の解放ではなく、その高揚。
心の解放には、いとわしい誇りの気持ちがつきまとう。‘大望’は、反抗のためにでなく、’奉仕‘のために使わなければならない。(アリサの手紙)」
徳 と呼んでいるものに対する
漫然とした憎悪
「わたしが心の底から承知できないような徳行だったら、そんなものに
なんの値打ちがあるのだろう。」
狭き門 ジッド
均衡、充実、健康
陰鬱,峻厳
「社会問題 への開眼
精神の必然的な進展
虚偽や不正に対する憎悪、圧迫されているものに対する愛、真実追求の欲求」
(ジッドの作品 完成したものは見られない、しかし、それは単なる未完成ではない。時代とともに悩み、時代と共に成長した発展途上の未完成。
ジッドは常に動いていた。そして、
常に成長するものの味方。)
「高度な好奇心は、懐疑主義となり、創造力へと変えるー」
2月にジッドの「狭き門」を読んで。
勢いある波のような批判と共感で心襲われました。小説から打たれた言葉と、別の角度からほぐれた「解説」の言葉から一部引用させて頂きました。