モンゴルの伝統楽器、「馬頭琴」(ばとうきん)というをご存知ですか?
絵本「スーホーの白い馬」にも登場する馬頭琴は、
絵本の悲劇的なストーリーから、哀しい音色のイメージも湧いてきますが、
実際はそれだけではなく、元気で壮快で、
まるで馬が草原を力強く走っているようなリズム感も味わうことができます。
かれこれ過去5回ほど、
「馬頭琴&・ホーミー」奏者の梅木秀徳さんのライブを楽しませてもらいましたが、
今日、不意に梅木さんがアプラウドに遊びに来てくれました。゜+。(*′∇`)。+゜。
聴いていると身体の老廃物を出す効果もあると言われている「ホーミー」とは、
二重の声を同時に出して歌う特殊な歌唱法のこと。
(腹話術もビックリ…!?)
モンゴルの人々は手を合わせて祈りながら聴くというホーミーと、馬頭琴を聴いていると、なぜか神聖なものに包まれてきて、自然と涙がホロホロ流れるときもあります。
今日も、お願いして
馬頭琴とホーミーの
ちょっぴり密やかなデトックスタイムでした。
モンゴルの草原を想像すると、
見果てぬ大地が強烈にまぶたの奥に浮かび、
懐かしく思えてくるから
不思議になります。
…☆
本物を見抜く目をいつか養いたいと常々おもいながら、
その危うい難しさを感じますが、
梅木さんには光るものが映ります。
同時に、あぁ、私自身も本物に近づきたい、と思わせてくれます。
哲学者の故・池田晶子さんは、本物と偽物について、著書の中で語っていました。
「人の真似をする、逆に、
人の真似はしなくても、
あえて人と違おうとする、それは偽物である。
それは、本当にしたいことがその人には無いか、
あるいはわかっていないからだ。
本物とは、人が何と言おうが、誰にどう見られようが、彼はそれがしたいし、そうするしかできない。
命と人生のすべてを賭けている。
それをするのでなければ、彼にはもう生きてる理由なんかない。」のだと。
それが本物なのだと。
来春、いよいよアプラウド2Fの「ギャラリー誉りみち」で、
梅木秀徳さんのライブをします。
モンゴルの息吹きをお届けできるようにしたいです。