いよいよ師走。尋常でない北風におののいてしまいましたが、お風邪など召されていませんか?
空へ向かう炎のような紅葉は、
市内の公園でまだギリギリ見頃の最中で、張り詰めた空気に情緒も高鳴ります。
11月28日まで開催していた
「カバんショップ たたき売り」の屋号も、
負けじと2週間、萌え続けていました。
2Fのギャラリー誉りみちで開催していた、革カバンの作品展は、
通常は1F(アプラウド)で販売している出展作家の三沢さんが、
毎日のように足を運びながら、
以前買っていただいたお客様と直にお話しできたり、初めての来店者と自身が出会えるインパクトを味わえたりと、
濃度も数段強かったように見えました。
しかし、どうも
作品と似つかわしくないよなぁ…、
たたき売りという表現。(笑)
緩い空気を醸し出す、三沢さんらしい洒落っ気なのでしょうが、
実際は、裏地の豚革と表側の牛革が、狂うことなく、ぴったりと抱き合うように温かく、シンプルで、心の込められた見事な仕立てでした。
リピーターさんにも支えられ、最終日のフィニッシュでは、およそ30個の作品が遂に完売になったそう。
このご時世に、有り難いほどに凄いですが
まさか、本当に、たたき売りしちゃったわけじゃ…。(心配。)
すると、さらりと身をかわされて、
柚子かレモンを絞ったみたいな毒気の無さで、
風のなかに溶けていく三沢さんに、尋ねる術もなく…。
14日間の「カバんショップ たたき売り」展は、時間が、幻の彼方へ連れ去るのでした。
今度はいつ会えるかな…?゚゚+。(*′^_^`)。+゚
作品展にご来場いただきました方々、誠にありがとうございました。