Aplaudoのブログ

ハンドメイド作家さんの作品を扱っている、茨城県水戸市南町3丁目のAplaudo(アプラウド)です。アプラウドの2階は、ギャラリー誉(よ)りみちです。

責任なく

ミストのような雨の中、
時々見えるお客様がおいでになりました。
雨宿りがてら、しばらく漂着して頂くことに…。

「この先、残された時間はそんなに無いと思うから、出来るだけ、楽しみたいのね」と、
ちょっと意味深な会話からはじまります。


日中は、家事やら何やらで、
ポッカリした時間が中々取れないから、
深夜についつい「ひとり時間」を楽しむことも多く、(わかるわかる…)

なにか、面白いものを見つけに、
月に二回、アプラウドにお寄りなるのがわたしの楽しみ時間であると、
こぼされたひと言にも、
キュンと反応してときめきます。


裏通りの小さなお店なのですが、
お帰りなさい!と思わず言いたくなり、旅人を待つ宿の女将は
こんな気持ちかな?


そのお客様が今日選んだのは、
「作家の思いが、ズンとこない、
偶然できちゃったモノ、
(と言ったら怒られちゃうケド、
と言いながら…)
作りかけのような、なんだか楽しいモノ」でした。
(なにかな?)


それの良さは、作家さんの思惑が働かない‥と推し量れること、
無責任に、自分勝手に、作品を楽しんじゃうこと。

そんな様な言葉が温かかったです。



飛騨高山に行ったときの民芸店で、
お面が作りかけのような状態で置いてあって、それが気に入って買ったこともあったことなど、
気ままに横道へ話がワープします。


お客様が帰ったあと、
それぞれの人との、ほんのささやかに重ねてきた過去時間を思い起こす、
そんな掘り掘りTimeも、大好きです。
(変な趣味~)


過ぎた時間の小窓を開けつつ、
これからの時間の愛しさを
想像してみます。


残された時間の意味とは、
一体どういうものか…
それは私にはわからないけれど、
ここにちょっと立ち寄って行った方が、
少しでも、楽しくよぎれたというお店をめざしてこれからもガンバろう。


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夏にはサイコー、備長炭が詰まったお人形。和っぽさが懐かしい。




茨城県近代美術館とコラボ企画をしている方が、
プラウドでオファーして下さった「Saorick」さんのワークショップ(申込制)。ウキウキですネ!

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品切れ中のピンクッションを作ってくれました。