Aplaudoのブログ

ハンドメイド作家さんの作品を扱っている、茨城県水戸市南町3丁目のAplaudo(アプラウド)です。アプラウドの2階は、ギャラリー誉(よ)りみちです。

商売道について 感じてみます

うら若き学生さん2人が来ました。
学生さんは名刺も作っておりました。
現在受けている学校の授業は
街の中を取材して、小冊子(フリーペーパー)を発行することだそうで、
そのコストを、広告収入で賄うため
地元のお店や会社さんをまわって
自己紹介し営業をかけているそうです。

これは、なかなか 泥くさく、(笑)
肝試しのようだなぁと、私は
いつも忘れかけた(腐りかけた?)自分の心を、
呼び覚まされています。
(毎年続いている授業のようです)

自分たちで 広告料を稼ぐ=“営業”をかけて
収入を得なくてはならないこと
それは、おそらく、学生さんにとっては、
世界のオバケに会いにいくようなことでは
無かろうかとも、察してしまいます。
(私もオバケに近くなりつつあります😂)

学生の授業とは言えども
先生の気配は感じられず、
またご理解とご協力を…的な、
学校側からの配布物も無い、
つまり 学生オールフリーで
完結すべく動いているわけです。
そこに感動してしまいます。

彼女たちからは
商売の初心にかえらされてしまうような、
新鮮な目で射抜かれる瞬間です。そう感じてしまいます。
(毎年は、広告費に協力出来ないのは懐事情、
申し訳なく心で詫びつつ…ごめんなさい)


この機会に、一度、
「商店とか商売について」なぞを、
提起してみたいと思いましたので、

突然で、とりとめないですが
お付き合いください。m(._.)m

手元にあった、メモの中から、
↓ 一部を、書きとめてみます。




・お客様は常に正しいのです。
もしお客様が間違っているとします。
それは間違っていることが 正しいのです。

・商売の恩は石に刻め 、商売の仇は水に流せ

・屏風と店は拡げると倒れやすくなる

・宣伝はお客様がして下さるもので、
自分でするものじゃありません。


・(商人の道)
1.農民は連帯感に生きる。
商人は孤独を生き甲斐に 、
すべては競争である。
農民は安定を求める。
商人は不安定こそ利潤の源泉、
喜ばねば成らぬ。

2.農民は土着を喜ぶ。
大地に深く根を下ろそうとする。
商人はどこからでも養分を吸いあげる
浮き草でなければならぬ。
他人の道は自分の道ではない
というのが商人の道である。

3.商人の 芸は下手こそ 上手なれ
上手になれば 家はつぶれる

・「商」の字源
(ちょっとショーゲキ…ですが。)
商とは女陰、子どもの生まれるところ。
商の中の「口」は膣口。
「人類最古の商売は娼婦」という言葉は、
文字通りであった。
「商‥ものを売る」という意味では、
本来「唱」の字が正しい
「声をだして唄う。」= 商売。

約束を守る、嘘をつかない、
言いわけをしない。

・大阪の商売人は、「物腰やわらかく」「末永く」「あいかわらず」よろしゅうたのんます。
自慢話と 偉そうな態度はしない。

・多様性。お客様の嗜好を的確にとらえ
その集散に心を注ぐ。
商売人は「短い話を長うするな」

・今日だけが商売じゃない。
明日もここで商売をするんだ。
私たちは地面に杭を打ち込んで、
この土地で商売をさせていただいている。
明日もお客様に来て頂けるようにしよう。
そのことだけを考えて。

永六輔の言葉⬇︎
市街地の中心部を活性化する前に、
人間の中心部を活性化させましょう。
どんなかたちでもいいから、
客を感動させてください。
‥ひとりの客が感動すると、
直接、間接に、百人以上につたわる。
まずひとりの客を感動させてください。



… … …

はぁぁ〜〜ぁ…(深い深呼吸、私)。。

こうして書いていると 身につまされてきました。

どれも、私に、いま足りていないけれど、
近づく価値の ある言葉。

今日は、若い学生さんにハッと気づかされて、
こうした、古典的な言葉にも、
しみじみ納得させられて…。
縦横無尽の刺激で、ヒリヒリします。
だからこその商いを
もっと 追い求めたい気持ちがするのは
やっぱり 店が好きだから


駄文に お付き合いいただいて
ありがとうございました!!