Aplaudoのブログ

ハンドメイド作家さんの作品を扱っている、茨城県水戸市南町3丁目のAplaudo(アプラウド)です。アプラウドの2階は、ギャラリー誉(よ)りみちです。

廻る輪のように

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おはようございます。
12月に入り一年の疲れも何だか身にこたえてきます。元気なときには、へっちゃらに思えることが、ナーバスナイーブに重くまっしぐらだったり…。


O・ヘンリーの小説「賢者の贈り物」によると、
人生とは
「噎び(むせび)泣き」と
「すすり泣き」と
「ほほえみ」とで成り立っているそうです。3日くらいまえの新聞のコラムにありました。
たまたま家の本棚から見つけだし、読みたくなると夜が明けてしまいました。


あの頃…は、本を買うときに日付を裏表紙に書いていましたっけ。(あと何故だか署名まで)
変に几帳面だったなぁと半分感心?しますが、
16年前に買った本でした。
今は昔、うら若き乙女の時分、そんな時もあったかな…?\(~o~)/


今年の手帳も、最後のページになり、読み返してたら、自分のメモに目が止まりました。全然覚えていなかったのですが (笑)
高杉晋作の辞世の句というのです。


「おもしろき
こともなき世を
おもしろく」


これに望東尼という人が下の句をつけ、

「住みなすものは
心なりけり」 と。


なるほどなぁ、100年前のO・ヘンリーと、昔のひとの言葉があらためさせてくれるようで。


今年出会った本の中でダントツに収穫だったのは、
E・K・ロスという元精神科医の「人生は廻る輪のように」という一冊でした。


ただ単に、表紙に惹かれて手にしたのでしたが、衝撃的に気分が良くなる部分を?、少しだけご紹介させてください



困苦なくして歓喜はない。

苦悩なくしてよろこびはないのだ。

憎しみがなければ、
究極の目標が愛であることに気づくだろうか?




人にできるのは、
拒否しつづけて責める相手を探すか、
傷を癒して愛しつづけることを選ぶのかの
いずれかである。


存在の唯一の目的は成長することにあると信じているわたし(作者)は、
後者を選ぶことをためらわなかった。

…☆…

すごい…

自伝的な作品は凄まじい経験が津波のようにつづき、スピリチュアルな体験や思想には、未体験ゾーンで私には理解が難しかったのでしたが、この文章は、何者かに家を防火され、全焼してしまった後の言葉でした。


近頃は忘れっぽいため、大事な箇所を棒で引っ張ると、この本は棒線だらけになってしまいました。

わずか900グラムで生を受けた作家の71歳のときの作品(☆。☆)。最後まで読みごたえがあります。