酒は天の美祿なり
少し飲めば陽気を助け
血気をやはらげ食気を助け愁いを去り
興を発して甚人に益あり
(養生訓)
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…とはいうものの、ついつい飲み過ぎてしまう年末年始、今宵も作家さんから頂いたワインとシャンパンをあけて、大掃除と年賀状書きは途中でほぼ諦めて…(笑)、ほどよくまわってきている状態です、あぁ幸せ~
…☆…
幸せといえば、水戸芸術館広場のライトアップが
冬の闇に映えて、空へ上がる光線がとてもきれいです。
昨日のブログの辻友紀子さんとの出会いもこの広場でした。
うさぎのイラストとインパクトある色合いにしばらく見惚れてしまった。
出会って3ヶ月後、2005年6月のアプラウド開業時から、絵葉書を販売させてもらい、
2009年2月、2F「ギャラリー誉りみち」を始めるときには、友紀子さんの絵を一番最初に飾りたいという夢を、叶えていただました。
ただ階段が急で、いらしてくれた友紀子さんをギャラリーまで案内できなかったのが少し辛かった。
Bigになられた友紀子さんの描く絵と、詩と言葉が好きです。いばらきの誇りです゜+。(*′∇`)。+゜。
これからもファンでいつづけます!
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水戸芸術館広場は、今年11月に主催したイベント「魅せるいばらき」の会場でもあり、様々な出会いをくれました。
特に強かったのは、ルペスさんという、あるネパール人との出会い。
水戸に住んでいるルペスさんが、たまたまアプラウドに立ち寄られ、輸入しているネパールのショールを見せてもらったのがきっかけで、(温かくて軽くて色合いがきれい!)、
運良く、その日が出店申込の締切日ということもあり、お声をかけて出店が決まりました。
温かい眼差しからインパクトを受けました。きっと「何かを持っている」…?!。
二日間のイベントが終わり、後日店でお話に見えたときに、心がぐらりとくる話を聞きました。
それはイベントの収益金の使い道についてです。(出店者さんから収益金の使い道についての話を聞いたのは初めてでした)
ルペスさんが様々なイベントやフリマに出店しているわけは、収益金を貯めて、ネパールに学校を建てるためだというのです。
常日頃感じているのは、日本人は、世界で一番いい民族で、優しく、相手を思いやれて、礼儀正しい。
色々助けられて今がある。だから日本が大好きだし、自分が得たものをネパールの子どもたちの教育に役立てたいのだと。
一途のルペスさんの思い、決意がストレートに伝わってきました。(日本語もかなり堪能で)
母国では、アプラウドから水戸芸術館までのわずか300メートルくらいの道に、ストリートチルドレンが約50人はいるそうです。
政治家も高い教育を受けた人が少なく、お金の使い道を掛け違えている。
ストリートチルドレンの脇を行き交う「Save The Children」とかかれた欧米の立派な車がある種の、むなしさを象徴し国際援助が届いているとは言い難い実状。
私も日本フォスタープラン協会を通じて僅かなお金を中米のドミニカ共和国に送金しているのですが、
昔18年くらい前にドミニカ共和国に行ったことがあって現地の人にとても親戚にしてもらってから何か関わりたい一心で続けてはきたものの、現地の子どもと手紙のやりとりができても、どこかいつも疑問符が残りました。
でもそれ以上のやり方が分からなくて、今の自分の限界を納得させてずっときてしまった。(写真、下)
でも、ルペスさんなら…!きっと…!
「親のいない子どもたちを、最初は10人くらい集めて、50人、100人と増やしていきたい。奥さんとの夢です。必ずできますし、私はやります。」
来年秋に日本人の奥さまとネパールに渡り視察するそうです。
小さなことでもいいから、ルペスさんを応援できる関わりをもてたらいいなと思います。
直に話を聞けて幸運でした。
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「大切なことは、いいものを、いい人が売るということです。
ものを売って得たお金は、流れて消えて無くなってしまう。
でも気持ちはここ(胸の中)に永遠に残ります」。
ルペスさんのそんな姿勢にも共鳴しました。やっぱり、国境なんかないんだ。