Aplaudoのブログ

ハンドメイド作家さんの作品を扱っている、茨城県水戸市南町3丁目のAplaudo(アプラウド)です。アプラウドの2階は、ギャラリー誉(よ)りみちです。

ある考え(男女平等参画について)

Sちゃんの個人的な考えを聞く

プラウドに初めて遊びに来てくれた頃はまだ10代で、
現在30歳代を迎えた彼女(仮名Sちゃん)と話しをすると、
歴史のことや流行の先端などに明るくて、楽しくて、刺激を受ける。

先日、いつものなんとなくの会話から、発展し、「私、水戸市の男女平等参画推進委員になって、
いろんな考えを聞きたいんだけど、
Sちゃんの個人的な考えはどうかな?」と尋ねてみた。


すぐにSちゃんは、「ずっと親に言えないことがある。
それは自分が、いわゆるジェンダートランスジェンダー)、そしてバイセクシャルということ。

「そのことで枠に入れない疎外感はずいぶん経験してきた。
ある女性から執拗なメールが続いて困った時、
警察にいくと『女同士なんだから』と取り合ってもらえなくて、
その時は理不尽さを感じた。

だから男女平等がどうとか言われると、つい『ちっちゃいな、どうせこっちには関係ないわ』と思っちゃう。」
ということだった。


「もう、‘男女‥‘を冠につけるのは、いい加減止めようよ。」と‥。


貴重な体験のお話から、
視野の広い話にも展開していった。
ヨーロッパなどで男女平等や女性の社会進出が’日本より‘進んでいると耳にするが、
「じゃ、ヨーロッパがどんな歴史があってどんな哀しいことがあって来たのかを、知ってる?」
カトリック魔女狩りの話を挙げて)

「日本が戦国時代に女がどう生きていたのか、
どの程度、詳しく知っている??。」


「よそ(ヨーロッパ)はよそ、うち(日本)はうち。」という意見。
(少々過激だったかな?Sちゃん発言かもしれませんが)


女性の賃金と男性の賃金との格差については、
男性側からみれば、
‘男は将来、(家族を)‘養う立場’になるから’
男性が高いのも当然アリという主張かもしれない、と。


では女性の仕事観は…?

Sちゃんと同年代の女友達は、
専業主婦に憧れたり、夫の扶養の範囲で働きたいという人が、
結構目立ってきている‥とのことで、私は少々驚いた。




あるひとつの地点でみえる考え方を聞けたことは
とても良かったので、
これからも続けていきたいです。


正しい正しくないは置いておき、
いまは個々の考え方を どの辺りまで聞くことができるか~


本当に相手を理解するためには、
相手を尊敬しなければならないそうですが(宇野千代さんの著作)

誰かを本当に理解することは、
たやすいことでは無いと肝に銘じます。

これからもよろしくお願いします。