Aplaudoのブログ

ハンドメイド作家さんの作品を扱っている、茨城県水戸市南町3丁目のAplaudo(アプラウド)です。アプラウドの2階は、ギャラリー誉(よ)りみちです。

川端康成コレクション

既に終わってしまって残念ですが、茨城県近代美術館の
川端康成コレクション展」へ先日出掛けてきました。


川端康成さんが愛した宝物の数およそ130点、ここはオークション会場の楽屋ですか?
と聞きたくなるくらい、はやる気持ちをぐっと抑えて中へと吸いこまれました。


かの有名なロダンの『女の手』に、「ほほぅ…、これが。」と、思う間もなく、

その黒い作品を屈めて凝視し続ける川端さんの鋭い眼差しに、
ギョッとしてしばらく動けなくなったくらい。

文豪は何時間でも飽きずにお気に入りを眺め続けたりされたそうで、
撮影したカメラマンも、その緊迫した様子?に緊張して、
シャッターに触れる手が震えてしまったのだとか。


文豪はさらに曰く

『古美術、あるいは骨董というものは
最もいい時代の、最もいい作家の、最もいい作品を。

これが私の与えられた教訓である。
いいものに出会うと、
自分の命を拾った思いがある。』と。


『好きか好きでないか。
ひかれるかひかれないか。よいかよくないか。

それだけで許されたいとしている。
そこには知識も言葉もいらない。』 

…☆…


「知識も言葉もいらない」とは、まあ…(゜_゜)(。_。)。

いいもの、いい人との出逢いは、無意識にも言葉を探させ先へつなげようと翻弄されてしまいます。
感動に箔をつけようとする私のような凡人とは?やはり全く違う部分だなぁ。

それかただ、もう…
感動の渦潮に、ぐるぐる流されるまま、やられちゃうまま!の渦潮ハプニングに
言葉の渡し船など何の役に立つのかという感じ?

…と、またヘタくそな言葉を必死に手繰りよせ中です(* U