冷えこんできました。
こんな日の夜更けには、
冬眠前のクマさんのように
たっぷりと味わいある言葉を
がっつり食べて、
栄養を溜めたくなりますね。
ところで、
美智子皇后が、1998年国際児童図書評議会(IBBY)ニューデリー基調講演で、
「子どもの本を通しての平和」という内容で語られた文を見つけて
感動しています。(ネットで発見)
とても温かなメッセージでした。
ほんの一部を、忘れないよう
ここに抜粋させていただきます。
「生まれて以来,
人は自分と周囲との間に,一つ一つ橋をかけ,
人とも,物ともつながりを深め,それを自分の世界として生きています。
この橋が かからなかったり,
かけても橋としての機能を果たさなかったり,
時として橋をかける意志を失った時,
人は孤立し,平和を失います。
この橋は外に向かうだけでなく,
内にも向かい,
自分と 自分自身との間にも
絶えずかけ続けられ,
本当の自分を発見し,
自己の確立をうながしていくように思います。」
「本が子供の大切な友となり、助けとなることを信じ、
子供達と本とを結ぶ、
大切なお仕事をお続け下さい。
自分の中にしっかりとした根を持つために
喜びと想像の強い翼を持つために
痛みを伴う愛を知るために
人生の複雑さに耐え、
それぞれに与えられた人生を受け入れて生き、
やがて一人一人、
私共全てのふるさとであるこの地球で、
平和の道具となって いくために。」
これを読んで、
理想や想像や夢を恥じないで、
いつも素直で楽天的にいることは勇気で、
周囲と 自分との間柄を
難しいですが、現実的な面から
深く落ち着いて見つめる、内側への勇気もあって、
その二つを均衡に持ち合わせたいと思いました。
「平和」という言葉
「ほんとの自分を確立するということ」
愛には痛みが伴う。
果たすべきこと‥‥‥
いまはまだ、(いまだに、まだ)
自分自身の世界に架かる橋が
貧弱で、
これらのWordに彷徨っている私です‥。