Aplaudoのブログ

ハンドメイド作家さんの作品を扱っている、茨城県水戸市南町3丁目のAplaudo(アプラウド)です。アプラウドの2階は、ギャラリー誉(よ)りみちです。

時の流れに違いがあっても

今日いつもの顔馴染みのお客様を見送った時、
ふと見あげた視線の先に、
車の運転席から私のほうを見つめる、
笑顔とも泣き顔ともいえる、
クシャクシャにほころんだ、お顔と、
がっつりと、目が合いました。

え? な、な、な、なつかしか~❗。
それは、お客様‥T様でした。
中村玉緒さんに少し似ていたので、たまおさんと呼んでいた)。

一瞬、稲妻が走るほど驚いたのは、
考えてみれば、
十数年ぶりに、立ち寄っていただいたからです。
ふだんは忘れていたものの
完全に忘れてはいなかったのです。


ずっと、来られなかった理由?
そんなコトは
まぁ おいておきまして、(笑)!

「色々、たくさんここで買わせていただいたわね。」と、たまおさん。

「本当にありがとうございます。
当時は‥といっても今もですけど、
本当に毛も生えないようなド素人が、
お店なのか何なのかわからない
怪しさのシロモノで。(笑)
だから感謝、感謝、たまおさん。」(私)と、

猛烈に懐かしく、見つめ合っては笑い、
やれ変わった変わらないと言っては
笑いころげ、という
遠慮が無く素敵な再会でした。

あの頃は、随分お店の中の品物が少なくて
お店っぽく無かったわよね、
という依然ツッコミも峻烈。(そこ?)


当時たまおさんが、ごひいきにして下さっていたある作家さん(Yさん)の服を、
今日たまたま私が着ていたという
偶然もあってか、
なつかしい、なつかしい。。
それなら、Yさんにも、連絡してみようか
ということになって、

Yさんとたまおさんがお電話で会話するのを、
そばで、まぶしく、耳傾けていました。


思いがけない電話には、受話器から
Yさんの喜びの声が漏れてきます。
時々、たまおさんを心配していたのを
知っていたから、私まで嬉しくなりました。

Yさんは また、
ご自身でアトリエを設けているため、
たまおさんと、近いうちに、アトリエで
会えるお約束も出来たようです。


この10年、やっぱり色々なことが
あったと思います。十年一昔 といいますよね。

でも、大袈裟ですが、生きていてさえいれば、
そして気力が残っているのなら、
いつの日か、必ず笑顔で
再会できものなのだなあと、思いました。


ふだんの生活のなかで、アプラウド雑貨屋は、多分
小さな豆つぶひと粒のような存在。
綿毛のように、はかなくて
吹けば飛んでしまって
それっきりのようなものかもしれません。
だからそこが良かったりもするのか
どうか‥。
??


ですが、ふと、なんとなく行ってみようとか、
ぶらりと、たまには‥良いかもと、
足の向くような店と自分でいられたなら
今は何よりです。

自然体でいることは
簡単なようで難しいこと‥=(^.^)=


「たまおさん、お願いですから、
つぎはまた十年後、とかは、
勘弁でお願いします❗」といって
手を握り (大袈裟かなあ)お別れしました


冒頭のいつも来てくださるお客様にも
ありがたいです。
店内の作品を見て頂いたことは一緒。
ですが、全く違った視点や感性で、
それぞれに、気に入った作品を
購入までして下さったことは、
改めて嬉しいです。
感謝の気持ちになりました。


長々と、駄文にお付き合いくださり
ありがとうございました。
これからも
よろしくお願いいたします。