先日、水戸プラザホテルで行われた森均(もりひとし)氏の講演会は、
真面目な話が2時間?(お尻が痛くなりそう…?)なんて思っていたら
最後まで落語調で、楽しく楽に聞けて良かったです。
でも要所要所では聞かせていただきました。
元高校の先生だったという森先生への質問タイムでは(荒れ荒れの高校だったらしい)
「この生徒は、どう接してもダメだ、と思うとき、一体どうしたらいいでしょう?」という問いに
「そういう子は、必ず何処にもいるのです。
私はむしろ『我慢する素晴らしさを尊敬しているよ』と言って、その子を励まし応援します」と応えていました。
落ちこぼれはいない、
すべての若者を輝かせる、という熱き信念を垣間見た気がしました。
「将来のプランを具体的に練り、世界(未来図)を描かせること」、
そして
「一緒に歩いて、一緒に汗して、一緒にゴールインする!」という姿勢を崩さないこと…。
人をやる気にさせることは並大抵じゃないのに、
(まして結果を出す、ということで…!)
全くそれを、凄いこととしては語られなかったところが、
逆に
この人、絶対
タダ者のオヤジじゃない!!
と、(…そこかぃ)
感じさせられました。
どこでも使えて、どこでも感謝されて、どこでも尊敬される人間に育てること。
高校生になった時点から働くことを体験させ、(特に家畜のふんの処理など「イヤな」ことを)
朝の6時に毎日走らせ、
誉めるときには皆のまえでたっぷりと誉めてあげる。など、
肌で触れ合って、まともにキャッチボールを することの大切さを紐とかれました。
なんだか迷ったときの自分が、一人二役で鼓舞出来るようなノウハウでもあるみたい。
現在、森先生は「益田の森塾」を主宰。
講演会の収益金は被災地支援に活用されるそうです。